クラインのメモ帳

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『幻影異聞録#FE』プレイ日記 20時間 そして、Switch版はどうなるのか…

引き続き、『幻影異聞録#FE』を20時間プレイ(3章序盤)したところまでの感想を。
また、オマケとして、3章序盤までの【Switch版はどこが変わるのか】も自分なりに想像してみました。

【キャラクター】
ゲーム内の現実世界に住む人間たちに、『暗黒竜』と『覚醒』からのキャラクターが「ミラージュ」という形で憑いています。
主人公やその仲間たちはみな芸能関係者という設定です。

とりあえず、メインキャラクターの印象を。

蒼井樹
主人公。
爽やかな男子高校生です。
憑いているのが、ロードであるクロムなので、ストーリー上の役回りはみんなのサポートが多い印象です。
実際に、監督や社長、プロデューサーが似合うような感じですね。
戦闘では「モデルポーズ」というスペシャルスキルがあるのですが、この時のセリフが「勝ってくるぞと、勇ましく!!」で、初めて聞いたときは感動しました。

織部つばさ
メインヒロイン感が強い女の子。
歌を唄ったり、水着グラビアに出たり、アイドル路線を進みます。
本作の「ミラージュ騒動」に巻き込まれる直接的な原因になった人物です。
ただ、その原因(つばさの幽閉)とつばさが芸能界を目指したきっかけ(姉の行方不明)は割と序盤で解決してしまいます。
ビジュアルから、芯の強い、しっかり者の人物を想像しましたが、結構、アホの子です。
憑いているのがシーダなので、そんな感じのキャラなのかなぁと想像していましたが、全然違っていました。
最初から「イツキくん好き好き」なオーラが出ているのがいいですね。

赤城斗馬
ザ・友達キャラです。
こういうキャラクターは、後々お互いの立場が変化し、戦いや恋愛でのライバルになることが多いという印象なのですが、今のところ、そういう気配はありません。
熱血でぐいぐい進んでいくアツい男なのですが、高校生らしい爽やかさもあります。
樹やつばさよりも前にミラージュマスターとして覚醒している彼ですが、「なぜ、芸能界を目指したのか。」もサイドストーリーできちんと説明されていました。
つばさもそうですが、時にコミカルな立ち回りをすることもあるので、ほっとするキャラクターのひとりです。

黒乃霧亜
つばさの憧れる芸能人。
見た瞬間、「あー、これはだんだんと樹くんに惹かれていくタイプだなー。」と感じました。
実際に、そんな感じみたいです。
「クールな印象の人だけど、きっと可愛いものが好きなはず。」という見立ても当たっていました。
あまり、想像していたのとブレがない人です。
ミラージュはサーリャ。
「近寄りがたい雰囲気」という意味では結構合っていました。
これまでのところ、芸能界の先輩として立ち回っていますが、今後は芸能人としての霧亜にもスポットが当たるのかな、などと思っています。

弓弦エレオノーラ
ハリウッドを目指す女の子。
どんなキャラなのか、ミラージュのヴィオールについても詳しくなかったということもあり、あんまり想像がつかなかった娘です。
自信家で口が悪いという部分もあるので、「クールでキツめなお嬢様キャラなのかな?」と思っていましたが、意外とそんなことはなく、結構「つばさ路線」な女の子でした。
この娘についても、ハリウッドを目指すきっかけが描かれており、印象的でした。
戦闘では、これまでのところ唯一の弓が使えるキャラクターなので、重宝しています。

チキ
本作のメインキャラかどうかはわかりませんが、『ファイアーエムブレム』ということであれば、間違いなくメインキャラクターでしょう。
『暗黒竜』時代の女の子の姿で登場し、武器の錬成などでサポートしてくれます。
チキやミラージュたちはファイアーエムブレムの世界での記憶を失った状態で登場します。
後々、彼らの記憶が戻るのか、戻ったとしたら、ストーリーや樹たちにどういう影響があるのか、楽しみです。

【ストーリー】
キャラクターのところで若干触れてしまいましたが、織部つばさの姉を救うというのがメインストーリーかと思いきや、それはあっさりと解決し、その後は「敵ミラージュの目的やその親玉について芸能活動をしながら探る」という方向に変わります。
おそらくこのあたりから、ファイアーエムブレム的なストーリーになってくるのかなと想像しています。
個人的には、クロムやシーダたちの記憶が戻ってくるのかどうかが気になっています。
各キャラクターにクローズアップした、サイドストーリーはキャラクターの内面や樹との関係を描いています。
ファイアーエムブレムでいうところの支援上げと支援会話みたいな感じでしょうか。
「樹と○○」のストーリーなので、自然、樹とそのキャラクターは仲良くなっていきます。
サイドストーリーは戦闘に出ないサブキャラクターを含めて、各キャラ3回まであるようで、全てをコンプリートするとトゥルーエンドになるようです。

【音楽】
RPGということで、同じシチュエーション(行動する場所や戦闘シーンなど)を多く経験するため、「何度聴いても飽きない耳触りのいい曲」が多いように思いました。
戦闘時の曲などは、初めて聴く雰囲気の曲で「アトラスのRPGらしくって、カッコいいな。」と感じましたが、何度聴いても特に飽きは来ていません。
いわゆる、BGM以外ですと、芸能がテーマのゲームなので、各キャラクターの劇中歌もいいものがあります。
私自身は、楽しくゲームをプレイして、この世界に入り込んでくると、「唄っているのは水瀬いのりではなく、織部つばさ。」、「これは南條愛乃の曲ではなく、Kiriaの曲なんだ。」と思えるようになりました。

【Switch版はどこが変わるのか】
さて、すでに2020年1月17日に本作のSwitch版の発売が決定しています。
発売決定がアナウンスされたしばらく後に、「海外版準拠です。」という「後出しじゃんけん」がなされ、ちょっぴり炎上したのは記憶に新しいのですが、その「Wii U版とは異なりますよ。」という告知がなければ、本作は購入せずにSwitch版のリリースをおとなしく待ったと思います。
海外版、つまり“Tokyo Mirage Session”については、そこまで詳しく知らないのですが、今までプレイしたあたりだと、どのあたりが変わりそうか、ちょっと想像してみました。
あくまで、私の勝手に考えたことですので、その点はご了承ください。

衣装の露出が減るとか、胸揺れがどうだとかは容易に想像できるのですが、幻想渋谷を攻略する2章については、ストーリーへの没入感にも多少影響が出るのではないかと思っています。
もともと、水着グラビアが主題の章ですので、そういった衣装も出ますし、キャラだけでなくダンジョン内にもポスターチックな使い方で、水着の女性が描かれています。
2章のボスはカメラマンに憑依しているのですが、そのカメラマンとかつてグラビアアイドルだった志摩崎舞子(樹たちの所属する事務所の代表)との因縁がストーリーのカギになっています。
この章では、ある人物が舞子の過去に触れて「ヌードよりエロかった」という表現をします。
この表現もひょっとしたら変わるかと思いますが、「水着を着ているのに、ヌードよりエロい」と言われると、表現はどうあれ「すごかったんだなぁ。」というのがすんなり理解できます。
樹たちが舞子の写真集を参考に、つばさにアドバイスをするシーンなどは、どのように変わってしまうのか、ちょっと想像ができない感じです。
2章は全体的に「水着グラビアの撮影」という文脈で見るストーリーなので、それが変わってしまうことで、ストーリーへの没入度合いが低くなったらイヤだなとは思っています。

もう一点、あまり触れている人がいないような気がするのですが、本作はWii UのGamePadをかなり上手く使った作品ではないかと思っています。
ゲーム内において、GamePadはスマホのような情報端末として使用されます。
具体的には、仲間からのメッセージや指示を受け取ったり、戦闘中の敵ミラージュの情報を表示したりするのですが、これをSwitch上ではどう表現するのかは気になります。
最初は「モニターとGamePadを交互に見るのがめんどくさいなー。」と思っていましたが、のめりこんでくると「情報端末感があっていい。」と感じるようになっただけに、情報の見せ方が気になります。

もちろん、新曲や舞子、バリィ、チキがプレイアブルになるといった新要素は楽しみです。
完全新作ではなく、リメイクですので、あまりないとは思いますが、今後の情報にも期待ですね。

あと、本作とは直接関係はないのですが、今回の一件で「CERO:Bって結構色々と表現していいんだな。」と逆説的に気付くことになりました。