クラインのメモ帳

ゲームや日常について徒然と

『幻影異聞録#FE』プレイ日記 60時間

タイトルの通り、『幻影異聞録#FE』を約60時間プレイしてみての感想です。
第5章の序盤まで進めました。
プレイ環境はWii Uです。

【全体的な感想】
3章終了後のインターミッションでロレンスを撃破するためにレベル上げをしっかり行ったためか、割合楽にゲームを進めることができました。
ただ、メインストーリーの進行に伴い、挑戦できるサイドストーリーやリクエストが増えてきたので、それをクリアしていくのに相変わらず時間はかかっています。
メインストーリーの攻略ですが、4章のダンジョンも「毎回ランダムで変わる順番通りに部屋に入らないと入り口まで戻される仕掛け」と「部屋の各所に設置されたスイッチを押して通路を作る仕掛け」という2つの凝ったギミック(しかし、わかりやすい)があって、面白く進めることができました。
ストーリーは、後で述べるように4章のボス撃破までは依然「織部つばさの成長物語」ですが、そこからはファイアーエムブレムらしさが一気に増しました。
サイドストーリーも各キャラ分進めることで、よりメインストーリーに深みが出て、蒼井樹を中心とするキャラクター同士の一体感も出てきたように感じます。

【システム】
4章クリア後のインターミッション期間中にサイドストーリーを進めたことで、続々とデュオアーツが解放されました。
セッションもそうですが、戦闘がとても楽しくなる仕掛けで見ていて飽きないです。
セッションについていえば、セッションスキルも上級のものが集まり始め、下級スキルのときと演出が異なっていることに驚きました。

また、クラスチェンジもこのプレイ時間中に初めて行いました。
本作のクラスチェンジは、ファイアーエムブレムシリーズにおける「ステータス補正や特別な能力を得るため」に行われるものというよりは「作成できるカルネージ(武器)の種類を増やすため」に行われるものという印象が強いのかなと思いました。
一度、クラスチェンジしておけば、新たにできるカルネージが解放されるので、それが終われば、すぐにクラスチェンジすることもできます。
クラスチェンジに使用するマスタープルフ自体は、一応、無制限に手に入るようなので、ミスしてもあまり気にする必要はないみたいです。
ただ、もともとのクラスに戻すことはできないようです。

幻想ウラハラにある闘技場にも初めて参加しました。
レベル上げというよりは、シャーレの獲得や、セッションでSPを回復させるために使っています。

本作ではプレイレコードとアワードという形でトロフィーを集めていくのですが、周回プレイが必要なものは除いて、少しずつこちらのコンプリートも意識し出しました。
攻略情報を参考にしないとコンプリートが難しいものも沢山ありました。
レコードの名前もクスッとするものが多いです。
ゲーム内での時間経過やカメラワークで判定されるものもあったのには驚きました。

戦闘についてですが、ちょっとしたテクニックがあって、「速さの高いキャラクターをメインキャストにし、戦闘開始時に交代することで、早さの低いキャラクターでも敵よりも早い順番で攻撃できる可能性が高くなる」というものです。
ボス戦などではかなり重宝する技だと思います。

ボス戦についてですが、スペシャルパフォーマンスも上手く使っていかないと難しい戦闘が多くなりました。
「モデルポーズ」や「パステルアワー」のような、こちらの行動回数を増やせる技は本当に重宝します。

【キャラクター】
今回も個別に気になったキャラクターを。

剣弥代
ついに仲間になりました。
仲間になった時の会話や5章冒頭の蒼井樹が新たなパフォーマを得るシーンで「あぁ、いいやつだなぁ。」と思いましたが、その後、彼の初めてのサイドストーリーを進めて「あ、こいつは相当に変なやつだ!!」と色めき立ちました。
ただの「いいやつ」よりは「変なやつ」の方が思い入れが湧いていいですね。
その「変なやつ」加減も、いわゆる「残念なイケメン」ではなく「イケメン」をキープしている絶妙なラインなのが、また素晴らしいと思いました。
ミラージュがナバールということで、「ご存知」とか「あの」が付く「その剣で私を好きなようにして」に関連するセリフがどこで出るのか楽しみにしていましたが、まさか本人から出るとは……
シーダのマスターである織部つばさの口から出るものとばかり思っていました。

チキ
ゲーム序盤からいるサポートキャラクターですが、彼女が少し記憶を取り戻したことによって、ストーリーが大きく動き出しました。
源まもりとのデュオアーツで、戦闘に参加してくれたのは嬉しかったです。

ガーネフ
ファイアーエムブレムシリーズのファンであれば、こちらも「ご存知」とか「あの」とかを付けていい人だと思います。
はっきりとした存在としてはまだ描かれていませんが、本作ではミラージュ騒動の一連の親玉として登場します。

【ストーリー】
メインストーリーは依然「ミラージュに憑りつかれた芸能関係者を救い、その過程で織部つばさが成長する」というものを軸としています。
ただ、4章のボス撃破時に「竜石の欠片」というアイテムを入手したことで、暗黒竜とその復活のための儀式・暗黒戯曲、そして、暗躍するガーネフという様々なキーワードが登場します。

サイドストーリーは各キャラクターともに、終わりが見えてきました。
最終となる3回目のサイドストーリーはキャラクター個人の芸能人としてのレベルアップにフォーカスしつつも、蒼井樹との絆を描くことにこれまでより力点が置かれているように感じました。
マスターとなっているミラージュとの掛け合いも心温まるものが多かったです。

【音楽】
デュオアーツが解放されたことで様々な音楽も作中に登場することとなりました。
既にCDで聴いている曲がほとんどなのですが、作中で初めて登場するとやはり感動します。
今回初出の楽曲ではありませんが、剣弥代の『BLACK RAIN』は最初に聴いた時から、「歌いにくい曲だなぁ。」という印象でしたが、裏拍だからだと分かりました。

【Switch版はどこが変わるのか】
ゲームプレイを進めて、再び、「Switch版はどこが変わるのか」を考えてみました。
主人公たちの所属する芸能事務所フォルトナエンタテイメントの社長である志摩崎舞子は2章で描かれる通り元グラビアアイドルという設定です。
2章をプレイした段階では「なるほどなぁ。」という程度でしたが、彼女のサイドストーリーもまた「元グラビアアイドル」という設定がかなり色濃く反映されています。
もし、Switch版が「水着グラビア」というものを扱う度合いが変わるとすれば、ある程度この部分も変更されてしまうのかなと思います。
そして、以前述べた通りですが、その変更によって、ストーリーへの没入度合いが低くならないことを祈るばかりです。