クラインのメモ帳

ゲームや日常について徒然と

長続きすること、しないこと

あることを始めようと思って、最初は意気込むのだけど、1週間経たずに終わってしまう。
「もっと興味を持てる対象ができたから。」ならいいと思うのですが、そうではなく「続けたいのに、続かない!」という場合は嫌な思いがするものです。
道具や教材なんかを併せて購入した場合は、それを見る度に続かなかったことを思い出すことになります。
そして、そうした経験が何回も重なると、何かにチャレンジする機会が訪れたときも、「どうせ、長続きしないから、手を出すのは止めておこう。」と消極的になってしまいます。

何かを始めるとき、どうすれば長続きするのでしょうか。
自己啓発本やなんかで、飽きるほど取り上げられてきた、陳腐と言えばとても陳腐なネタですが、自分なりになんとなく考えたことをまとめてみます。

 

続けられる条件その1:目的・目標がある

これは大事ですね。
とても大事です。
最初のうちは、漠然としていてもいいと思います。
例えば、「5kg体重を減らす」という具体的な目標ではなく、「痩せる」だけでもいいと思います。
ただし、「最初のうちは」が付きます。
というのは、やはり具体的な目標がないと、「何を目指しているんだっけ?」という状態に陥ります。
もっとも、継続できる段階になると、自己の経験や関連するWebサイト・書籍などを通じて、その分野への理解が深まり、自然と適切な目標が設定できるものと考えます。
「絵がうまくなりたい」「相手を唸らせる文章が書きたい」「人前で堂々と話したい」といった一見漠然とした目標にも、継続し、慣れ親しむと、具体的な評価軸が決まってくるものと思います。

 

続けられる条件その2:短期的に効果が見える

「そんなすぐに効果が分かる、お手軽で生っちょろいことを目標にしてはいない!!」と怒られるかもしれません。
しかし、これも重要です。
例えば、「5kg体重を減らす」として、それに向けた具体的なアクションを起こして、1か月経ってまるで効果が見えないようではやる気がなくなってしまいます。
もっと、大きい目標でも同様です。
例えば、「合衆国大統領になる」や「月へ行く」といった一般的に「大それた」と考えられることも、まずは、それぞれ「(日本人であれば)アメリカ国民になる」や「大学で関連する勉強をする」といった、少し「小さな」目標に置き換わります。
置き換えた上で、1週間、1か月とその目標に向かって走ってみて、何の効果も感じられなければ、やはりやる気は出なくなるでしょう。
逆に言うと、ここからが大事なのですが、「どういう状態であれば、私は短期的に効果が出ていると感じられるのだろうか?」を考えることが大事なのだと思います。
例えば、「5kg体重を減らす」場合、「1週間で1kg減った」というのを「短期的に効果が出ている」と考える人もいれば、「1か月で1kg減った」というのを「短期的に効果が出ている」と受け取る人もいます。
もっと漠然と、「走った翌日に筋肉痛になれば、それでいい」と考える人もいるかもしれません。
それは人それぞれですので、何を「短期的な効果」と捉えてもいいと思います。
重要なのは、それを実現できるかどうかです。
実現できてしまえば、「あっ、私にもできた!」という達成感が生まれ、次に繋がります。

 

続けられる条件3:適切な目標設定・計画ができる

短期的な効果を実感し、達成感が生まれると、とりあえずは、そのやり方を続けることが苦ではなくなるはずです。
ただ、いつまでもそのままですと、とんでもないところに行きつく可能性があります。
それを避けるためには、目標を管理し、計画することが大切です。
簡単に言えば「AをすればBになる」の、Aが今やっていること、あるいは、その延長線上にあるか、そして、そのAを続けていくとたどり着くBは、自分の目指すところなのかを把握して、修正する必要があれば、修正するということです。
ここでは、Webや書籍の情報といった「先人の知恵」は借りる必要があります。
ひとつの体験談では心もとないので、複数の方法にあたってみることをおすすめします。
達成感が生まれている状態であれば、こういったことも苦ではないはずです。

 

続けられる条件4:中長期的な効果が見え、目標に到達できる

当たり前と言えば当たり前ですが、せっかく起こしたアクションがとんでもない結末を迎えてしまったら大変です。
例えば、「健康になる」という目標であれば、ランニングするという手段を採った場合、「ランニングをして体重が増えたが、それはほとんど筋肉なので健康になった」としてもいいかもしれませんが、「5kg体重を減らす」という目標の場合はアウトです。
もっとも、「5kg体重を減らす」のが、「健康になる」という長期目標のための短期目標であれば、問題はありません。
また、いわゆる「ゴール」がないことを目標とする場合、マンネリ化を防ぐ手立てを考えておく必要があるかもしれません。

 

私がまとめた目標への到達の方法では、「小さな目標の積み重ねで大きな目標を達成する」ことが必要になるため、1から4をぐるぐる回す必要があります。
ただ、なんといっても「私にもできた!」という最初のステップが上手く踏み出せるかに全てがかかっていると思います。