クラインのメモ帳

ゲームや日常について徒然と

「あ、面白い!」と思えるゲームについて

今年に入ってからすでに何本かのゲームをプレイしてまいりました。
それまで、PCゲームも含め、英語で言うところの「ビデオゲーム」に分類されるものとはブランクがありましたが、今現在を振り返って、私自身が「あ、これは面白いゲームだ!」と感じる条件について、お話いたします。
「面白いと思うゲーム」と一言で括っても、感じ方は人ぞれぞれです。

「今日このままプレイを続けたい」と思えるゲーム

1日のプレイ時間が30分であっても面白いゲームは面白い一方、1日に5時間でも10時間でも遊べてしまうゲームがあります。
どちらも「面白いゲームだ!」と感じているにも関わらず、この違いはいったいどこから生まれるのでしょうか。
私はこれは「刺激の強さ」に起因しているのではないかと考えます。
ゲームはプレイヤーに様々な形で刺激を与えてきます。
キャラクター、サウンド、ストーリーなどなど……
それぞれの刺激が充実していることは「面白い」と感じることの条件ではあります。
しかし、この刺激が強すぎるとどうでしょうか。
「このゲーム、面白いけど、今日のプレイはこのあたりまでにしよう。」
そう思うことが多いのではないでしょうか。
私の場合だと、これは『ファイアーエムブレム』シリーズがこれに当てはまります。
マップ攻略の場面は頭を働かせながら何とかクリアする。
そして、クリア後は魅力的なキャラクターたちによって、重厚なストーリーが語られる。
これは、ゲームとしては申し分ないのですが、刺激が強く「お腹いっぱい」になってしまい、1章クリアすれば、その日のプレイは終わりという感じになります。
では、その日、「そのままプレイを続けたい!」と思うゲームはどのようなゲームでしょうか。
それは、弱い刺激と強い刺激のバランスがいいゲームです。
もう少し具体的に言うと、「ストーリーは重厚だが、それを進めるための戦闘やレベル上げは単純なRPG」といったものです。
例えば、私にとっては『ドラゴンクエスト』シリーズなどはこれに当てはまります。
敵を倒し強くなる、アイテムによって強くなる、傷ついたら休んで回復する、そして、ボスに挑む……
ドラゴンクエスト』シリーズは基本的にはこの繰り返しでゲームを進めていきます。
この作業は時に単調であり、まだ見ぬその後のストーリー展開に注意が向いてしまいがちです。
そうする中で、時として「ひょっとして、この後はこういう展開になるのではないだろうか?」と、展開が読めてしまう場合もあります。
しかし、それでも「このストーリーを追ってみたい!」と思わせてしまえば、制作者側の「勝ち」です。
そして、『ドラゴンクエスト』シリーズはこの点が上手くできているのではないかなと感じます。
現在、私は『幻影異聞録#FE』という作品をプレイしていますが、それも同じような感覚で捉えています。
魅力的なキャラクターとストーリーが存在していますが、それをもたらしてくれるのは、単純な戦闘の繰り返しになります。
しかし、上手くバランスが取られているために、満足に至るまでのゲージに余裕があり、「もう少し遊んでみようか。」となるのではないでしょうか。
このほかにも『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』のようなオープンワールドゲームが、同様に「低刺激」で長くプレイが続くゲームとして、私の中では分類されています。

次回に続きます。